日々白白

26歳、派遣社員の日々の生活記録。

第2話「ただ離婚してないだけ」ザックリあらすじと北山担の感想

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どもん

 

カワイイ北山さんの挨拶を拝借して、何とかこれを書いています。シラです。

 

いやいや…第2話みました?


正直、私は濡れ場があった第1話よりしんどかったです…。

 

でも次回予告を見ると、とうとう事件が巻き起こりそうな予感なので「毎回しんどいを更新していくドラマなのだなあ…」と震えてます。

 

でも超楽しみにしてるのも本当!!

 

それでは「ただ離婚してないだけ」第2話、今回もあらすじと感想をごちゃ混ぜにしてお送りしたいと思います。

 

※原作は読んでいませんので悪しからず!

 


死体と満月


第1話冒頭の血溜まりと夫婦。

 

このシーンを毎回ちょっとずつ時間を巻き戻して見せていくっていう構成なの、じわじわと謎が解き明かされていく感じが好きですね…。

 

正隆が話す唯一の長いセリフ「俺は孤独だった〜」が再び繰り返されるのもメチャ良い。

 

あの大きな血溜まりの中心にいたであろう、死体を庭に埋めるところから第2話スタートです。

 

死体(ペディキュアをしていたから女性?)に土を被せる正隆。

 

疲労で座り込み、満月を眺める雪映。

 

満月が綺麗すぎて不気味…。


オープニング


玉森さんの歌い出し、どうしても「運命」の嫁を思い出してしまう。

 

このオープニングも考察したいんですけど、もう少しストーリーが進んでから考えようと思ってます。

 

あと暗くてよく見えないし。(?)

妻と不倫相手と子ども

「堕ろせ、絶対に堕ろせ。」
「分かってるよ、当たり前じゃん。」

 

第1話のラストで妊娠したことを告白した萌ちゃん。

 

当たり前と受け入れたけど、戸惑っているような寂しいような表情が辛すぎる。

 

好きな人との子どもだもん、産みたいよね…。

 

でも不倫相手だから堕ろさないといけないんだよね…。

 

オイオイ、正隆ちょっとは気遣いとか無いワケ?
あなたの責任でもあるのよ??

 

正隆は正隆で、今までずっと向き合うことを恐れて逃げてきた「子ども」という存在が、急に現実として目の前に現れた事実が恐怖だったのかな。

 

それにしても報告を受けて第一声が「何でだよ」って…あー…。

 

箱根から戻って来て別れる2人。

 

また連絡すると伝え、正隆の背中を見送る萌ちゃん。

 

このシーン、後にめちゃくちゃ効いてくるので要注目。

 

駅前のモニターでは柿野製薬が新薬を開発したニュースが。

 

とにかくデカモニターで流れているので、通行人も社長(弟)の手腕を話題にするほど。

 

このニュースと正隆のシーン、第1話から引き続き描かれているのが印象的ですね。

 

正隆、口の端が歪んでて何か言ってるように見える。

 

この時もクズ共って言いながら歩いてるのかな…。

 


 

正隆が帰宅すると先に帰っていた雪映に声を掛けられるも、無視。

 

なんかもうこれくらいは普通に受け入れられるようになってしまいました。

感覚の麻痺。

 

雪映が荷物を片付けた際に床に落ちた診察券を見つけ、雪映が今でも子どもを望んで産婦人科に通っていることを知って正隆激怒。

 

「何でまだ産婦人科なんて行ってんだよ!」
「子どもなんかいらないって言ってんだろ。」
「どいつもこいつもクソが!」


萌ちゃん妊娠の告白を受けてからの、このタイミングで見つけちゃったのか…。

 

第1話で嘘をついて旅行に来たことを知らせた時、「俺がいなくてホッとしてるだろ。」と言っていたから、正隆は雪映がまだ自分を愛してるってこと分かっていなかったんだよね。

 

でも子どもが欲しいっていう、雪映の思いをここで知ってしまったから、動揺した気持ちもあったのかもしれないな?

 

自室に戻り、窓に頭をもたれ掛かる正隆。

 

ここも第1話で見たことある!

 

イライラしたり嫌な気持ちになると外を見る、これ正隆の癖?なんだね。

 

「灰になる前に」のMVでも思ったんですが、窓とか鏡に映る北山さん本当に別人なのでどういうこと!?って毎度混乱します。


円満な夫婦と正隆の絶望


ここからは歪んでしまう前の正隆の過去が明かされます。

 

幼少時代に父の再婚相手の子どもということで寂しい思いもしてきたけど、それも乗り越えて柿野製薬の社員として立派に会社を支えてきた正隆。


エライねぇ。涙

 

弟の利治もそんな兄を尊敬しているし、周りの社員からも信頼されてる。

 

さらに雪映との仲も良好で、何よりあの…あの正隆が笑顔でハツラツと話してる…北山さんが笑った時の目尻が大好き!!(ドサクサに紛れて)

 

もう今の人相からは想像がつかないくらいの別人っぷり。
前髪どうしたん?

 

しかし、役員会議?で父は次の社長に弟の利治を指名。

 

いやいやいや!!パパ、何で!!!?

 

周りの人も利治も困惑してんじゃんよ!!!

 

正隆の動揺した表情がVERY悲しい。

そして目がおっきい。

 

「ごめんなさい正隆。
あの人ずっと前から決めてたんだと思うの。
利治が、実の子が生まれた時から。」

 

はい?ずっと前から???

 

正隆はきっとパパに認められたくて努力して、会社に貢献してきたんだよ?

 

それもきちんと評価せず、実の子どもだからって理由で…経営者としてどうなんだよーー!!

 

ちなみに利治って名前、しっかりパパから漢字もらってるパターンでした。

 

だから血縁関係に縛られすぎだよ!
(パパの名前は利通)

 

このシーンの正隆、第1話でも出てきたパーティーの記憶を思い出してますね。

 

結局、努力しても振り向いてもらえないって痛感したのかな。

 

きっと本当のパパとも、良い関係が築けていなかったんでしょうね…。

 

正隆はただ愛されたかっただけなのに…家族からの裏切りが一番つらいよ…。

 

この出来事によって絶望した正隆は家族を信じられなくなり、仕事も辞めて人が変わったようになってしまったんですね。

 

一方、ベッドの片側をあけて寝ている雪映。

 

雪映は過去の正隆の人柄も、変わってしまった原因も知っているからこそ、いつかは昔の正隆に戻るんじゃないかって思ってる。

 

結婚した時は隣に寝ていたはずの空間に手を伸ばすけど、正隆はいない。

 

それでも端っこで寝てる雪映…。

 


 

翌朝、朝食を食べる2人。
不仲なのにご飯は一緒に食べるんだよね、不思議。

 

妊娠問題と過去のトラウマで、あんまり眠れなかった正隆(と予想)を気遣う雪映。

 

それなのに!
正隆すぐどっか行くーー!!!

 

正隆全然ご飯食べないじゃん、だから痩せちゃうんだよ?

 


 

再び出版社に打ち合わせに来た正隆。

 

え、修正してないのに打ち合わせ行ったの!?
それはダメだと思う…。

 

担当者に「この仕事は向いてない。」と言われ、激昂して飛び出す正隆。

 

過去にも言われたことあったのかな?

 

でもあまりにも計画性とか将来設計とかが無さすぎる。

 

ベストタイミングで扉が開いていたエレベーターに乗り、怒りをぶつけます。

 

このシーンも第1話でクズ共って言っていたところですよね。

 

で、偶然だと思うんですが渋谷の広告塔に超デッカく「みんな望まれて生まれてきたんやで」ってコピーが書いてあるのを発見して震えました。

 

今の正隆にとってあまりにも…この人、不倫相手を妊娠させた上に中絶しろって言ったんですよ…。涙

 

わ〜マジで偶然ですか?ヤバ…。
(ちなみに第1話でも確認済)


出会いと不倫の発覚

「好きで好きでどうしようもないんだよね。
その人のためなら私、何でもしたい。」


萌ちゃん、萌ちゃんも窓にもたれてる…。

 

弟の創甫に話しかけているようだけど、必死に自分に言い聞かせているように感じたな。

 

正隆のことを思ってるから中絶だってするって。

 

萌ちゃんは正隆のことを「不器用で無理ばかりしていて寂しそう、私に似てる人」と言っています。

 

こちらは監督の安里麻里さんのTwitterより。

 

正隆の光を愛している雪映、影を愛している萌ちゃん。

 

第1話で女性2人がなぜ正隆に執着するのか分からなかったけど、第2話で過去や関係性が明らかになって少しだけ理解できるようになってきましたね!

 

ここで正隆と萌ちゃんの出会いのシーン。

 

新聞配達のバイトをしている萌ちゃん、外の景色を見ている正隆を見つけます。

 

このシーン、第2話好きビジュアル選手権優勝です!!

 

私、北山さんの虚な目が大好きっぽい…ええ、好きですとも…。
(このドラマほぼ目が死んでいますけど)

 

最初に会った時から、萌ちゃんは正隆の抱えてる闇に気付いている感じ。

 

そして回想終わって顔を上げる萌ちゃんの瞳の力強さ。

 

「あ、この時に堕す決意をしたんだな」って分かります。

 


 

決意を伝えるため?バイトでも無いのに正隆の家に来た萌ちゃん。

 

家の前まで来たけど、ちょうど雪映が帰宅したところで萌ちゃんは諦めて帰るしかない。

 

正隆の部屋の窓を見るけど、カーテンが閉まってる。
(ブチギレ帰宅して寝てますのでね)

 

でもさ〜雪映、見ず知らずの女の子が家の前にいたら何か声掛けない?

 

この時はまだ正隆が浮気してること知らないから、特に何も思わなかったのかな?

 

正隆と会うことを諦め、1人で産婦人科を訪ねる萌ちゃん。

 

雪映が通ってる産婦人科だ…。

(診察券の病院と同じ名前だった)

 

病院の扉をちょっと重そうに開けていて、萌ちゃんの暗い心情を表しているようでまさに気が重くなる…萌ちゃんと一緒に深呼吸したよ…。

 


 

そして雪映は、ついに正隆の不倫を知ります。

 

職場で正隆達が泊まった旅館のホームページを見る雪映。

 

クレジットカード明細に、旅館の名前があるのを見つけてしまったのでした…!

 

他の先生に「旦那さんは柿野先生みたいな奥さんがいて、羨ましいです。」とか言われて、もうさらに惨めな気分になるよね。

 

正隆、もう不倫を隠そうとして無いじゃん…そんな、一発でバレるようなことを…。

 

パパが弟を社長に指名したあの日から、正隆は自暴自棄になっているままなんですね、5年間ずっと。

 

家に帰って洗濯をする雪映。

 

正隆の下着を汚いものに触れるみたいに洗濯機に入れて、即手を洗う。

 

信じていた正隆に裏切られ、洗面所の鏡に映った自分を見てショックで崩れ落ちる。

 

分かるよお、まだバンバン働いていた時も、着替えとかおにぎり持って行ったりして正隆を支えていたのは雪映だもんね…悔しいよね…。

 

同じ日の夕食かな?


正隆、やっとちゃんとご飯食べられました。

 

黙って正隆を睨む雪映に対しての「何だよ。」がもうトゲありまくりの声色で、萌ちゃんへの「何?」と全然違う。

 

「何でもない。」と不倫について問いたださない雪映。

 


 

一方、萌ちゃんのバイト先のガールズバーにて。

 

店の売り上げが悪く、機嫌を損ねたオーナーに「お前の態度が気に食わない。」と物を投げつけられる萌ちゃん。

 

お酒を飲まなかったのは、お腹の赤ちゃんを気遣ってのことだよね?

 

もう手術の予約はしているけど、少しでも赤ちゃんにとって良い環境にいてほしい、萌ちゃんの気持ちを思うと胸が痛いです。

 

そして、オーナーがヤクザに関わりがあって追われているらしいという噂を聞く。

 


 

手術の日が決まり、家の外で会う2人。

 

手術費用を用意して渡す正隆。

 

萌ちゃんは手術が終わった後、麻酔が効いていて歩行困難なので付き添いに来てほしいと頼む。

 

ここで萌ちゃんの家庭環境も少しだけ明らかに。

 

お母さんは彼氏と一緒に住んでいて、弟は少年院から出所したばかり…萌ちゃんも正隆と同じように家族から愛されてこなかったんだろうな…。

 

そして2回目のお別れシーン。

 

「ねえ、」
「何?」
「ううん、何でもない。」


この何?と、第1話の萌ちゃんが告白する前の何?がすっごく優しい言い方なんだよ…ここに、正隆の萌ちゃんに対する愛が感じられる気がする。

 

手術する前に正隆に会える最後の日、何か伝えたくて一度呼び止めたけど、結局言えずに正隆の背中を見つめる萌ちゃん。


手術当日と萌ちゃんの涙

3月30日の朝。

 

アラームで目を覚ました萌ちゃんはカーテンを開け、朝日を浴びる。

 

ここ…このシーンが今回で一番悲しかった…。

 

何よりあのカランカランですよ!!!!

 

前話のお土産屋さんで出てきたカランカランが、まさかこんな形で胸を締め付けるアイテムになるなんて…!

 

これ、原作にある描写なのか分からないけど、ただリコのスタッフさんすごい…。

 

結局買ったんだ…きっと正隆に買ってもらったんだね…。

 

萌ちゃんにとっては大切な、不安な気持ちを勇気づけてくれる音なのかもしれないけど、もう私はカランカランの音が切なくて切なくて!

 

あと手術のシーンは生々しすぎて見ていられず、北山さんが推奨しているように指の間から見ました。

 

無事に手術が終わり、待合室で正隆を待つ萌ちゃん。

 

麻酔のせいなのか、別の夫婦の旦那さんを正隆と見間違えてしまう。

 

その後暗くなっても正隆は現れず、帰りますとヨロヨロ歩き出す萌ちゃん。

 

焦る看護師さんに「外で待っているので、」と嘘をつくのもキツイ。

 

おぼつかない足取りで歩く萌ちゃん…何で今日ヒール履いてきたのよ…。

 

でも、なんか萌ちゃんみたいな子ってああいう厚底のやつ履くよね、分かる。

 


 

その頃、当の正隆本人は何をしているかというと、仕事が無くなったため新しい仕事を検索していました。

 

ここでね、「絶対にバレてはいけない私たちの秘密…。」っていう記事作成依頼がチラッて映るのもワーー!!!ってなりますね。

 

萌ちゃんからの着信を確認する正隆。

 

オイもう19時半やんけ!!!
3時間半も1人で待たせてたワケ!!?

 

手術なんて不安だし怖いし、一番そばにいて欲しいのに!

 

いくら過去のトラウマがあるとはいえ、ここまでなの正隆…。

 

やっぱり流産した雪映に「うるせえな。」って言うだけの男だ…。

 

いや正隆も、本当は行かなきゃって思ってたんだと思う。と、願いたい。

 

自分のせいで手術を受けた萌ちゃんに何て声を掛けたら良いのか分からず、言い訳してまた現実から逃げたんだと思ってるけど…どう?(どう?)

 

もうすぐご飯なのに、何も言わずに出ていく正隆を見る雪映も辛いよね…きっと不倫相手に会いにいくんだって分かってるはずだし…。

 

「仕事が忙しくて行けなかった。」
「ぎゅってして。私、頑張ったよ。」

 

自分から正隆に抱きつくも引き剥がされてしまう。

 

もう無理しなくていいのに萌ちゃん…こんな時でも、遅れてごめんなんて言わなくていいよ…。

 

しかも、「まだ仕事の途中だから。」って嘘ついてすぐに帰る正隆。

 

3回目の別れのシーンですね。

 

そんなことってないよ…どこまで萌ちゃんを傷つけるんだ正隆…。


遠くなっていく正隆の背中を見つめながら涙を流す萌ちゃん。

 

「ねえ正隆さん、もしね、私がどうしても産みたいって言ってたら、どうしてた?」

 

もう正隆は目の前にいないのに、涙ながらに訴える。

 

最後まで正隆には本心言わないんだ………。

 

手術の前に会った時、正隆に言おうとしてやっぱり何でもないって言ったけど、本当は産みたいって言いたかったんだよね…産みたかったよね……。


演出の話


はい、第2話これにて終了です。

 

もう登場人物全員に感情が乗っかりすぎてしんどかった。


特に萌ちゃん、ラストシーンは苦しくて息が詰まるくらい悲しかったです。

 

さて、今回はドラマの脚本や演出部分に大感動したので、そこを掘り下げたいと思います。

 

素人なので雰囲気で書いていますのでね…何となく伝わればヨシ!

 


 

まずは、第1話のシーンを第2話でも少し変えて繰り返し描かれている点。


・冒頭の正隆のセリフ
・柿野製薬のニュース
・エレベーター
・パーティー
・窓にもたれ掛かる正隆

 

どれも第1話とは少しずつ状況が違い、登場人物の感情の変化がより際立つ演出なのかな〜と。

 

この繰り返しによって、視聴者の頭に各シーンの印象が残りやすくなっているのだと思います。

 

また、第2話では"正隆と萌ちゃんの別れ"のシーンが3回もありますね。

 

これはもう1、2回目は、3回目のラストシーン、盛り上がりのピークに持っていくための丁寧なフリ!

 

素人すぎてIQ3の感想しかかけませんが、すごい脚本だ…すごい!!

 

あとは本編でも書いていますが、小物や衣装も良い〜!

 

カランカランもそうですけど、正隆の見ていた記事作成案件とか、萌ちゃんの衣装とか。

 

こういうディティールに拘った作品、スタッフさんの愛を感じるね。

 

本当に素晴らしいスタッフさんと一緒に作り上げられているドラマなんだ!って更に実感できて嬉しい…来週も楽しみです!!!

 

こちら、第3話の予告。

 

youtu.be

次回はついに事件が起こってしまいそうだし、その女誰よ!?って場面もあったので今から膝ガクガクです。どうしよう。

 

それでは、今回も付き合っていただきありがとうございました〜
また来週お会いしましょう!