日々白白

26歳、派遣社員の日々の生活記録。

第1話「ただ離婚してないだけ」ザックリあらすじと北山担の感想

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俺は孤独だった
もう二度と辛い目に遭いたくなかった
ただそれだけだった、それだけだったのに


2021年7月7日、皆さんご存知"国民の元カレ"北山さんの主演ドラマ「ただ離婚してないだけ」が放送されました。

 

その役柄は結婚7年目の夫婦の旦那で、奥さんに愛情は無く不倫をしている男。

 

このドラマの発表があった後、各雑誌のインタビューでも「自分の転機になる作品」「人によっては一線引かれてしまうと思う」「濡れ場がある」と繰り返し発言がありました。

 

とにかく「今まで私が知っている北山さんとは全く違う一面が見れるんだ…」と、楽しみ!でも怖い!を交互に思いながらずっとこの日を待っていました。

 

そしていよいよ放送当日。


緊張のあまりテレビの前で体操座りをしながら観た後、私は思わず頭を抱えました。

 

北山さん…好き………(重)

 

このままだと感情が爆発してしまうので、せっかくだしドラマのあらすじと共にただただ感想を述べていきたいと思います。

 

あらすじの間に個人の感想が入ってくるので、ちゃんとストーリーを知りたい方は鬱陶しいと思う…なので別の記事を読んで!

 

※ちなみに原作は読んでいませんので、悪しからず!

 


血溜まりと夫婦

床に倒れた雪映(中村ゆり)が目を覚まし、恐ろしい事態を再認識して泣き出すところから物語は始まります。

 

部屋の中央には大きな血溜まりと、何かを引きずったような跡。


そして、雪映の向かい側には虚ろな表情で座る夫の正隆(北山宏光)。

 

ここ!!!!!


正隆の大事なファーストシーン、第1話の中で私の好きビジュアルナンバーワンに輝きました!(辛いシーンなのにごめん)

 

大きい目には光が無く、半分だけ開かれている状態。

 

それが朝日に照らされて徐々に目が開いてハイライトが入って、涙がゆっくり流れて…からの表情の崩れかた。

 

これだけで一気にドラマの世界観に引き込まれました。

オープニング


放送前日にやっっっとお知らせされた主題歌「Fear」

 

ここで初解禁ということでとっても楽しみにしていた新曲は、どこか不穏で退廃的…。


ダークなキスマイの魅力を引き出してくださる関係各所の皆様に感謝です。

 

メロディーが不安定?でクラシック?っぽくもあってすごく好みでした。

(音楽の知識が無さすぎて?マーク多め)

 

お願いだから誰か関ジャムで楽曲分析してください。

 

あと私が新規ファンなので違ったら申し訳ないのですが、歌割りがなかなか珍しいですね?


ニゾンじゃなくて1人ずつ歌っていくスタイルが新鮮。

 

この曲は絶対にライブでのパフォーマンスが映えると思う!!

 

そしてキスマイの皆さんにはゴシックっぽい衣装を着て、白い百合がワサワサしてるところで歌ってほしい。(それはもうリリウムなんよ)


冷め切った夫婦と屈辱

事件の二ヶ月前、ダイニングテーブルに座って朝食を食べる2人。

 

お漬物のきゅうりをペッする正隆、理不尽な文句に謝ったのに食べずにどっか行く正隆、雪映の「行ってきます」を無視する正隆、正隆…まさたかあああ!!!(ブチギレ)

 

ちょっと、最初からこんなに嫌われる主人公いますか…?涙

 

仕事はフリーライターの正隆、出版社で打ち合わせ。
仕事は(一応)してたのでホッとした。

 

でも実力は乏しいらしく、記事を出版社の担当にボツにされた上に無茶な納期を言い渡される。

 

さらに家柄のことまで踏み込んで嫌味を言う担当者。


確かに仕事ちゃんとしてなかったかもだけど、これはパワハラ案件じゃん!?

 

正隆はフリーライターになって5年なのか〜


ということは雪映と結婚して2年間は円満だったけど、何かきっかけがあって関係が崩れてしまったということ?

 

項垂れたままエレベーターに乗って、上から街と人波を見る正隆の心の声。

 

(クズ共、クズ共、クズ共…)←これ後でもう1回出てくる


不倫相手と雪映の執着


記事の修正中のモニターが映るんだけど、テレビ誌とかのあらすじ紹介みたいな、ちっちゃい記事の修正をしているみたいで。

 

ガチでこの仕事をしている方には大変失礼ですが、あまり大きな仕事では無さそうな感じ。

 

イライラして資料を投げつけ、ため息をついて窓にもたれかかる始末。


そこにバイクのエンジンの音がしたのを聞きつけて、即立ち上がる正隆。

 

不倫相手、萌(萩原みのり)の登場です。

 

家のほうを見て、嬉しそうに笑う表情がかわいいね。

 

しかし立派な家だな〜戸建てだし。


実家は大企業で、雪映も小学校の教員で手に職持ってるし、正隆はどうしても浮いているように感じます。

 

そして、新聞配達のバイトで訪れた萌ちゃんを強引に家に連れ込み行為に及ぶ正隆。

 

冒頭から7分のシーンですね。

 

っていうかここまででまだ7分なの!?

 

これを公式動画でお知らせしたり、ブログで避難先として「灰になる前に」のURLを貼ったり、北山さんはオタクに優しいね。涙

 

中の人とは裏腹に、ここの正隆ほんと嫌い!!!イーーッ!!!

 

萌ちゃんのこと、自分の欲求の吐け口にしているとしか思えないよ…。

 

もっとダメージ受けるのかなとか思ってたけども、この行為に全く愛を感じられなかったので生き延びました。

 

ということで、私は北山さんがananのセッ特集に抜擢された時に心肺停止することが大決定しましたね🎉

 

「こんなことしてて平気?何かあった?」
「あんなの俺のやる仕事じゃない」

 

仕事は選ぶしプライドも高い正隆。

 

あとごめんなさい、初見では北山さんの太ももしか見てなかったことをここに懺悔します。

 

最近彼氏と上手くいってないと言いながら、りんごを剥く萌ちゃん。

 

「いっそ別れて正隆さんだけにしようかな?」
「はあ?」
「なわけ無いじゃん。今度旅行行こうよ、楽しいよ?」
「俺らってそんなんじゃないだろ」
「そうだね」

 

萌ちゃんめっちゃ正隆のこと好きじゃんよ…どうしてなのか教えて欲しい。

 


 

一方その頃、雪映は産婦人科不妊治療を受けていました。

 

ここまでイマイチ感情が読み取りきれなかった雪映。


だけど「子どもが必要なんです」という切羽詰まったような発言。


夫婦関係が冷めきっている現状が、子どもができれば回復するんじゃないかと願ってる。

 

姪っ子の誕生日会でも、妹夫婦と姪っ子を羨ましそうに眺める雪映の横顔が寂しい。


妹が夫の正隆について尋ねると「仕事が忙しいみたいで」と誤魔化すけど、どこか怪訝な表情の妹。

 

※実際の正隆は「お前の妹家族なんて俺の知ったことじゃない」という最低発言をしています。

 

雪映も雪映で、正隆のことまだ好きなんだよね…だからどうしてなのか教えて!!

 


 

そして不倫相手の萌ちゃんの生活はというと、少年院を出たばかりの弟、創甫(北川拓実)との生活費を工面するためにアルバイトを掛け持ちしている、なかなかヘビーな環境。

 

創甫にお金を渡し、声を掛けるも無視されて出て行ってしまう。


正隆と雪映のやりとりと重なります。

 

少年忍者の北川拓実くん、今回のドラマで初めて認知したんですが、普段はおっとりしていてかわいいね。

 

かなり不穏なドラマだけど大丈夫?って勝手に心配してましたが、すでに「爆弾作りにハマる少年」というかなり刺激的な舞台の主演をされていました。

 

なんか安心した。


ニュースと正隆の過去


正隆の父が会長、弟が社長を勤める柿野製薬が米国大手の会社を買収したニュースが流れ、ソファから起き上がってじっと見つめる正隆。

 

「クソが」
「ハズレの方と結婚したと思ってんだろ」
「俺だってこんなクソみたいに落ちぶれるなんて思ってもみなかったからな」

 

正隆がこんなにも歪んでしまった原因は、どうやら家庭環境が関係しているようで、またご飯を食べずに家を出てしまいます。

 

ここで幼少時代の回想シーン。

 

大企業のトップである父は母の再婚相手で、正隆との血縁関係は無いことが明らかになりました。

 

会社の記念パーティーの壇上で挨拶する父の横に、母と弟も並ぶように指示が。
置いてけぼりの正隆。

 

冒頭の「俺は孤独だった」がここで思い返されますね。

 

このひとりぼっちの背中が、次のカットで夜の街を人にぶつかりながら歩く、今の正隆と重なって大変つらい。

 

(クズ共、クズ共、クズ共…)←反復によってより感情が強まってる。

 

心の中で悪態をつく正隆、この「クズ」って家族に対してなのか、それとも自分に対して思っているのか、どうなんだろう。

 

正隆はあの家族の中に自分の居場所を見つけられなかったのかな…。

 

でも正隆にも順調な頃もあったはずだし、過去に何があったのか…めちゃくちゃ気になる〜〜!

 


 

その頃、萌ちゃんはガールズバーでバイト中。


不倫はやめなよと忠告を受けるけど、正隆のことを「優しい、私は幸せだから良いの。」と言う萌ちゃん。

 

ここでオーナーの佐野(深水元基)登場。


ヒエ〜〜絵に描いたような怖い人だ…。

 

萌ちゃんはこのオーナーとも関係を持っている様子。

 

しかしこのオーナー、無理矢理に触ろうとしたのを抵抗すると、すぐに手を出すような男で、最低男登場記録更新です。

 

そんな状況の中、スマホに着信が来たのを確認して嬉しそうな萌ちゃん。

 

正隆、どこ行くんだろって思ったら萌ちゃんに会いにお店の前まで来てました。

 

「どうしたの?何かあった?」
「やっぱ行くか、旅行」

 

オマエーーー!!

ただ現実逃避したいだけだろ!!

 

自分の都合のいい時だけ甘えて優しくしやがってええ!!!

 

さっきもそうだったけど、萌ちゃんは自分も精一杯な筈なのに常に正隆を気に掛けているよね。

 

この2人の知り合うきっかけも気になるな〜〜〜


温泉旅行と告白


私、旅行に来てテンション上がってる萌ちゃんが大変かわいいので、なんとか救われてるところ大いにあります。

 

なのに正隆なんなんだよ自分で誘っておいて、なぜか迷惑そうでさえあるし、相変わらず抱き方に全く愛が無いんですけど!?

 

あと階段で振り返るところ、萌ちゃんが眩しすぎて…正隆もちょっとは引け目を感じてるの?

 

しかしロープウェイではしゃいだり、お土産屋さんでいかにもいらないだろ!っていうカランカラン持ってたり、萌ちゃん実年齢より子どもっぽいよね。

 

ググったら、人が持つストレスからの防衛本能のひとつに「幼児退行」もあるとか。

 

たとえ直前に殴られていたとしても、いつも笑顔で明るい表情が印象的だけど、それも自分を守るために身につけてしまった仮面なのかな…とか考えてしまう。

 

旅館の温泉につかる2人。


正隆が雪映に嘘をついて旅行に来たことを知って、暗い表情になる萌ちゃん。

 

「離婚すればいいのに、私がいるんだから。」


2人が旅行に出かけている時、雪映はエコー写真に写っている赤ちゃんを撫でていました。


実は過去に正隆との子どもを流産してしまったことが判明。

 

医師に流産を告げられた夜、赤ちゃんにごめんと謝りながら泣く雪映に寄り添うこともせず、「うるせえなあ、これで良かったんだよ。」と言い捨てる正隆。

 

ちょっと、最後までこんなに嫌われる主人公いますか…?再涙

 

あの時、俺はどこか安堵していたのかもしれない
家族というものに向き合わずに済んだことを

 

幼少時代の家庭環境のねじれから、家族に対してどのように接したらいいのか分からない正隆。

 

もう二度と辛い目に遭いたくないと、ずっと現実から逃げている正隆…。

 

そして第1話のラスト、萌ちゃんからの告白。

 

「赤ちゃん、できちゃった。」

 

アイドル、北山宏光


これにて第1話、終わり〜!

 

とにかくしんどい出来事のオンパレードで、これで30分なの…と疑ってしまうほどの怒涛の展開で着いていくのがやっとでした。疲れる。

 

正隆、セリフも少ない上に「クソ」とか「クズ」とか内容が無いことしか言ってないので、態度や表情の演技がかなり求められているんだろうなと思う。

 

冒頭のシーンもそうだし、最後の萌ちゃんの告白に対しても、何も言ってないけど動揺と罪悪感と後悔とが混ざったような…こっちも息を止めて釘付けになってしまう演技だった。

 

でも、この表情の演技は、確実に"アイドルの北山宏光"として積み上げられた努力の賜物(表情管理のプロフェッショナル)だと思う。

 

これは私の勝手な考えですけど、北山さん、追い詰められるほど輝く人ではないですか??

 

まさに「灰になる前に」の主人公のような、困難な課題にも全力でぶつかって、培った経験も全部活かしながら常に挑戦し続ける姿勢。

 

めちゃくちゃ格好良いよ…好き……。(ここで頭を抱える)

 

今日の北山さんが、常に昨日の好きを飛び越えてしまうので恐ろしいです。


この作品を通じて、さらに北山さんのことが好きになりました。ありがとう。

 

なんかもう最終回みたいなノリなんですけど、物語はまだ始まったばかり。

 

1話は萌ちゃんとのシーンが多かったけど、2話では雪映との関係性や過去も深掘りされていきそうなので、注目したいですね!

 

ちなみに第2話の予告はこちら。

 

youtu.be

 

来週もなかなか胸にズーンと来ちゃう…嫌なことしか起きないのね、この先も…。


この夫婦がこれから一体どうなってしまうのか、最後まで見届けたいと思います。

 

それでは、もし来週灰になっていなかったら、また会いましょう!