日々白白

26歳、派遣社員の日々の生活記録。

第9話「ただ離婚してないだけ」ザックリあらすじと北山担の感想

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1週間経つのが早すぎませんか?


どうもこんにちは、シラです。

 

放送されてから何度も見ている内に、もう水曜日ですよ。

 

私、ここ3ヶ月くらいずっと仕事のやる気が出ず…。(長くない?)

 

虚無のまま日中を過ごしているので、"もしもキスマイがホグワーツに入学したら、どこの寮になるか?"を考えて遊んだりしています。

 

そんな近況は置いておいて、今回もやっていきますか〜!

 

「ただ離婚してないだけ」第9話、あらすじと個人的感想です!

 

※原作は読んでおりませんので悪しからず!

 


消せないニオイ


逃げ出そうとしたところを雪映に扇風機で殴られ、意識を失った佐野。

 

"2階に誰かいる"と怪しんで、監禁部屋のドアを開けた菜穂。

 

その視線の先には「どうしたの?」と微笑みながら本を抱えた雪映がいました。

 

さっき人を殴ったとは思えない、いつも通りの表情。

 

雪映は"正隆の仕事部屋を子供部屋にするため、片付けようとして本を落とした"と嘘をつきます。

 

呆れたような文句に、どこかホッとしたような声色を滲ませる菜穂。

 

そんな2人と扉一枚隔てた物置。

 

裏側では正隆が佐野を抱き抱えたまま、息を潜めていました。

 

2人が部屋を出るなり倒れ込む正隆。

 

雪映に殴られた佐野の後頭部からは、ベッタリとした血が。

 

正隆は咄嗟にシャツを脱ぎ(!!?)、傷口に押し当てて止血します。

 


 

部屋を確かめたことで、陽菜ちゃんの絵を見て感じた不信感がすっかり消えた菜穂。

 

正隆を問い詰めたことも謝ります。

 

夫婦は視線を交わし「何とか誤魔化せた」と、目で会話します。

 

これで一件落着…かと思えば、またもや降りかかって来る大問題。

 

菜穂が「もうひとついい?」と口を開きます。

 

「なんか臭うよ、この家。」
「庭でさ、猫とか鳥とか死んでるのかも。」

 

凍りつく正隆と雪映。


雪映は庭に面した窓を見て、それまでの笑顔を無くします。

 

菜穂が帰ると、すぐに窓を開けて確認する雪映。

 

事件から3ヶ月が経ち、萌ちゃんの遺体からは死臭がし始めていたのでした。

 

新聞を取りに行った時、ご近所さんと目が合い、そそくさと去っていかれたことを思い出す正隆。

 

もはや家の周りの人も臭いが分かるまで腐敗が進んでいたことに、全く気付かなかった2人。

 

正隆は頭を抱えます。

 

「麻痺してたんだ。」
「きっとあの時から、俺も雪映も、少しずつ。」
「心も体も生活も、萌に侵食されていたんだ。」

 

はい、今回のモノローグはこちら。

 

いつもの「俺は孤独だった〜」じゃ、ない!!

 

全ての始まり、萌ちゃんの憎悪の念に改めて怯える正隆。

 

「私だけなんて絶対に嫌!」と言っていたように、萌ちゃんは正隆の精神を道連れにしましたね。

 

萌ちゃんの呪いは、死臭のように柿野家に染み付いてる。

 

からのオープニング。

 

この流れでジワジワ侵食していく血の映像で始まるの、天才?


"生"に縋る正隆


怪我を負った佐野の手当てをする正隆。

 

佐野は何度も「ありがとうございます。」と繰り返します。

 

その態度にイラつき、声を荒げる正隆。

 

佐野への恐怖心から出てきた行動ですね。

 

突き飛ばし、スタンガンを見せて脅す正隆。

 

それに怯えた佐野は救急箱を蹴り、中身が散らばります。

 

すると偶然、佐野の手の近くにトゲ抜きが。

 

正隆の様子を窺う佐野。

 

縛られたままの後ろ手で、こっそり盗み取ります。

 


 

佐野の手当を終え、雪映の隣に座る正隆。

 

すっかり大きくなった雪映のお腹に耳を当てます。

 

この猫みたいな擦り寄り方、カワイイ〜〜!!!

 

佐野と接することで消耗した心を、回復させようとしてるみたい。

 

正隆にとって、もう雪映と子どもしか味方がいないんだもんね…。

 

雪映が話しかけても、何も答えない正隆。

 

「寝たの?」と、そっと頭を撫でる雪映。

 

本当に猫じゃん…こんなに素直になるなんて…。

 

初期正隆との振り幅が凄いです。

 

軽率に好きになっちゃうから危ない。


追う者、追われる者


一方、萌ちゃんを捜索中の池崎と創甫。

 

ガールズバーへ聞き込みに行きます。

 

「この店、裏で女の子を斡旋してるってホントかな?」と初っ端からカマす池崎。

 

しかし、涼しい顔で知らないフリをするほのかちゃん。

 

池崎にオーナーと話がしたいと頼まれ、仁科を紹介します。

 

いきなり現れた怪しげな男に「何だテメエ?」と、こちらもカマす薮くん。

 

池崎は警察手帳をテーブルに叩きつけます。

 

「アンタが佐野さん?」と仁科に向かって尋ねる池崎。

 

そこでほのかちゃんが"佐野は柿野を探しに行ってから、いなくなった"と答えます。

 

その情報を聞き、遠くを見ながらガリガリ君を食べる池崎。

 

「柿野って男に関わって、人が2人消えてるってことだ。」


そう言うと、食べ終わって残った外れ棒を灰皿に捨て、店を後にします。

 

突然現れた警察に好き放題言われ、揉める薮くんとほのかちゃん。

 

仁科は2人を宥め「その人について詳しく教えて。」とこちらも夫婦を追い始めます。

 


 

そんな話題の渦中にある柿野家には、またまた新しい訪問者が。

 

正隆がドアを開けると、立っていたのは市役所職員の男。

 

近所から異臭がすると苦情が来ており、原因を特定したいと訪ねて来たのでした。

 

家の中まで上がり、キッチンや冷蔵庫を嗅いで確認する男。

 

正隆は、男が立っている床に視線を移します。

 

萌ちゃんが息絶えた、まさにその場所で立ち止まった男に息を呑む正隆。

 

男は「中じゃないな、」と独り言を言いながら、外を出て庭へ。

 

そこには、大量のゴミ袋が地面が見えないほど積み重ねられていました。

 

男はすぐ下に萌ちゃん(遺体)が埋められていることに全く気付かず、"異臭の原因はこれだ"と思い込んで夫婦に忠告します。

 

夫婦は死臭を生ゴミでカモフラージュし、何とか事なきを得ました。

 

深い溜め息をつく正隆。

 

しかし、雪映は新たな罪を重ねる提案をします。

 

「埋め直すしかない。出来るだけ遠くに、人目の全くつかない所に。」
「いつ、」
「今夜。」


満月に照らされて


その夜、佐野はというと。

 

盗んだトゲ抜きで、ポールと繋がっていたリードから逃れることに成功。

 

しかし、手足は拘束されたまま。

 

立ち上がろうとしますが、バランスを崩して倒れてしまいます。

 

すると、窓の外から土を掘る音が。

 

この音が不気味でイヤ〜な感じだよね、本当に…。

 


 

黒い合羽に身を包み、必死に遺体を掘り起こす夫婦。

 

お腹に刺さったままの包丁の柄が姿を見せます。

 

それにびくともせず、手で掘り進める雪映。

 

ヘナヘナと座り込んでしまう正隆。

 

夜空を見上げ、大きく浮かんだ満月を眺めます。

 

萌ちゃんを埋めた日。

 

その日も満月で、同じような体勢で雪映が眺めていましたね。

 

こんな所でも、夫婦の立場の入れ替わりが描かれてる!

 


 

窓から庭を見て仰天する佐野。

 

部屋を見渡し、置いてあったカメラを発見します。

 

掘り起こした遺体を移動させ、ブルーシートで包む夫婦。

 

その様子を撮影するため、不自由な手で何度もシャッターを切る佐野。

 

思わぬ形で夫婦の弱みを握り、笑いが抑えきれていません。

 

洗脳されるまで精神がズタズタにされたと思っていたのに、この執着心!

 

佐野の逆襲、始まる…!

 


 

雪映の体を心配し「後は俺がやる。」と申し出た正隆。

 

しかし、雪映は「1人だと時間が掛かる。」と反対。

 

佐野に目撃されていたとはつゆ知らず「あいつはもうほっといて大丈夫。」と余裕です。

 

「それに…これからは何をするにも2人一緒がいい。」


そう雪映に言われて、何も返せなくなる正隆。

 

初期正隆の頃、夫婦関係がどんなに悪くても正隆を愛し続けていた雪映。

 

その時代があったからこその願いなんだろうな…。

 

ちゃんと縛られているフリをしていた佐野。

 

"念の為"と雪映にスタンガンを押し付けられ、気絶させられます。

 

弱みは握ったけど、今回も佐野は不憫だね!


最後に見た幻覚


雨の降る中、車を走らせ山奥へ向かう夫婦。

 

再び穴を掘り、遺体を埋め直します。

 

ようやく始末を終えると、夜が明けてすっかり朝に。

 

最後に埋め直した土の周りに落ち葉を撒き、元通りにする正隆。

 

車に戻ろうとしますが、ふと振り返ります。

 

呼ばれたのか、気配を感じ取ったのか。

 

そこには、真っ白なワンピースに身を包んだ萌ちゃんが立っていました。

 

無表情で真っ直ぐ正隆を見つめる萌ちゃん。

 

2人で過ごした時間。


「私、幸せ!」と言った時の笑顔。

 

それらを次々に思い浮かべ、顔を歪ませる正隆。

 

あの階段で膝をついた時のように、再び自分の犯した罪を悔いているように見えました。

 

萌ちゃんはそんな正隆を見て、少し微笑んだ気がします。

 

正隆の手を取り「行くよ。」と声を掛ける雪映。

 

我に帰った正隆がもう一度見ると、萌ちゃんの姿がない。

 

こんな人気の無い、寂しいところに1人ぼっちなんて悲しすぎる…。

 

萌ちゃんの明るい笑顔を見ると、胸が締め付けられます。

 

「殺人共同生活96日目」のテロップ。

 


 

「これからは何をするにも、2人一緒がいい。」

 

この言葉通り、お風呂も一緒に入る2人。(律儀)

 

お互いにシャワーを掛け合います。

 

汚れだけじゃなくて、積み重ねた罪も洗い流したいと願っているように感じる。

 

排水溝へ流れる泥水。

 

萌ちゃんの記憶も、水に流して消すつもり…?

 

もう罪からは逃れられないのに!?と思ってしまいますね。

 

そして、泥のように眠る夫婦。(上手いこと言った風)

 

さらに2人が抱える問題は、萌ちゃんのことだけじゃ無い。

 

気絶していた佐野が目を覚まします。

 


 

一方、ヤクザの事務所にて。

 

薮くんが仕事早すぎて、自宅即バレ。

 

「柿野の家、探りに行きますか?」とやる気100倍で聞く薮くん。

 

しかし仁科は無言でタバコをふかし、何か企んでいる様子…。


崩壊する夢


あ…これ見たことある!

 

雪映が生き直すきっかけになった夢と同じです。

 

しかも今度は家族3人、仲良くリビングで遊んでいる場面。

 

ピーンポーン

 

また見たことあるやつ!!

 

正隆が幻覚に悩まされて、フラフラ状態で見たのと同じ。

 

ドアを開けたら萌ちゃんが笑っていた夢でしたね。

 

正隆は玄関に向かい、ドアの擦りガラス越しに見えた人影に気付いて足を止めます。

 

それは黒いスーツを着た男達。

 

正隆が立ち止まっていると、ドアに拳をバンバン打ちつけて急かします。

 

ハッと目を覚ます正隆。

 

ピーンポーン

 

ああ、ピンポンは夢じゃなかった…。

 

ベッドから起き上がり、インターホンに応じる正隆。

 

訪ねて来たのはヤクザ…ではなく、池崎と創甫でした。

 

「町田警察署の池崎といいます。」
「柿野さんにお話伺いたいんですが…夏川萌さんのことで、」

 

目を見開いて動揺する正隆。

 

「はい」と応えたものの、その場にうずくまります。

 

玄関前では、まだ池崎の行動の意味を分かりかねている創甫。

 

「柿野が姉ちゃんをどっかにやったのか?」と、答えを急ぎます。

 

「それはまだ何とも言えん…ただ、」
「柿野が鍵握ってんのは確かだ。」


ドアを凝視しながらゆっくりと歩き出す正隆。

 

悪夢の続きが始まったような終わり方でした…。


麻痺するということ


"慣れ"って恐ろしいな。

 

死臭も、佐野を飼う日常も、萌ちゃんがいないことも。

 

菜穂の言葉でやっと死臭に気付いたように、次回は夫婦を追う誰かが、この異常な"慣れ"に言及するのでしょうか?

 

いつかは来ると分かっているんですが、緊張感してしまう〜〜

 


 

今回は、夫婦が証拠を消そうと協力する場面が描かれましたね。

 

ハラハラする合間には、和やかなシーンも。

 

2人を繋ぐ"子ども"の存在。

 

死や暴力が身近にありながら、新しい命を待ち望む2人に狂気を感じます…。

 

この夫婦にとっては、何にも代え難い希望の光なんでしょうけど。

 

それでは、私の感想はこれくらいにして、気になる次回の予告はこちら!

 

youtu.be

 

何が起こってしまうのよ、第10話…!

 

他のドラマが10話で終わる中、12話まで続くことが嬉しいですね。

 

次回で第3章は閉幕。


また1週間、ぐるぐる考えながら待ちたいと思います。

 

今回もお付き合い頂き、ありがとうございました〜!