日々白白

26歳、派遣社員の日々の生活記録。

第11話「ただ離婚してないだけ」ザックリあらすじと北山担の感想

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日が空いてしまいましたね…こんにちは、シラです。

 

これまで毎週欠かさず更新してきたのに〜〜

 

私生活の方でバッタバタしていて、間に合いませんでした…悔しい。

 

ただ、文章の9割は最終話の放送前に完成していたので!

 

時系列が前後していてややこしいですが、これは12話視聴前の感想です。

 

それでは、こんなこともあったな〜と思い出すついでにどうぞ。

 

※原作は読んでおりませんので悪しからず!

 


幸せな逃避行

 

「俺たち、どこまで堕ちるんだろうな。」
「もう、死ぬか。」


仁科たちヤクザの車が、ハザードランプを点滅させる家の前。

 

それも目に入らず、窓を背に座り放心する2人。

 

佐野に逃げられてしまった。

 

もう自分たちの身が危ない。

 

正隆は堪らず心中を提案しますが、雪映は首を振ります。

 

「私決めたの。3人で生きてくって。」
「生きよう。この先何が待っていても。」


雪映の言葉に「そうだな。」と相槌をうつ正隆。

 

しっかりと雪映の目を見ます。

 

涙を流す雪映。

 

あの正隆が、すっかり頼もしい発言が出来るようになってる。

 

成長ぶりにこっちまで涙です。

 


 

フードを目深に被り、柿野家のドアを叩く創甫。

 

しかし、返答は無し。

 

庭に回ってみても、窓にはシャッターが下されて中の様子を窺うことも出来ない。

 

シャッターを一蹴して家を後にする創甫。

 

郵便受けが目に付きます。

 

溜まりきって地面にまで落ちている新聞紙の山。

 

その様が、家主が長い間不在なのだと創甫に知らせていました。

 


 

車の窓から顔を出してはしゃぐ雪映と運転をする正隆。

 

後部座席には寝袋や鍋が積まれ、カタカタと音をさせています。

 

佐野により罪が明かされて、捜査の手が及ぶだろうと懸念した2人。

 

現実から逃げるように、海に向かって車を走らせていました。

 

逃げてもどうにもならないのにな…。

 

それでも、ジワジワと毒に冒されたこの2人には、もうこんな手段をとるしかなかったのかもしれないですね。

 

手を繋いで海辺を歩く正隆と雪映。

 

「私、変かな。今が一番幸せ。」


このセリフ、萌ちゃんと重なってツライ。

 

そして未来を口にする正隆。

 

もし私が2人の立場だったら、毎日ビクビクしながら絶望の日々を過ごすと思うけども。

 

罪を分かち合う人がいると、ここまで穏やかになれるのかな?

 

「殺人共同生活144日目」のテロップ。

 

爽やかなシーンに浮かび上がる"殺人"の文字が、またダメージを増幅させますね…。


暴力と告白


場面は一転して、薄暗い倉庫にて。

 

逃走時の姿のままの佐野が両手を拘束され、吊るされていました。

 

さらに布袋を被せられて水責めに苦しむ佐野。

 

その姿を、仁科は優雅にワインとステーキを嗜みながら鑑賞。

 

薮くんが鉄パイプで殴り付け、布袋を脱がせると「面白い!」とご機嫌です。

 

前回、柿野家から脱出成功した佐野。

 

運が悪いことに仁科たちの乗った車とすれ違ってしまいます。

 

様変わりした佐野の容貌に驚く仁科とヤクザの皆さん。

 

正隆を強請るのは1回置いて、クルッとUターン。

 

ヨタヨタ走る佐野と車を並走させ、「久しぶりだね」と声を掛けます。

 

そして逃げ出す佐野を再び誘拐。

 

佐野、トコトン運の無い男…門倉並みの引き寄せ力です。

 

(ただリコが怖すぎたので、ゴールデンカムイを徹夜で読破したのは私です)

 

「これで最後だ!」
「か・ね・か・え・せ!!」


持っていたフォークで佐野の頬を串刺しにする仁科。

 

悲痛な叫び声をあげる佐野。

 

このドラマ、不倫もダメだけど、借金も絶対ダメだってよ〜く分かるドラマ!

 

もう一度水を浴びせるように指示する仁科。

 

すると、佐野が弱々しい声で「金はあります。」と主張します。

 

「柿野を落とせば、」
「柿野が、逃げられない、証拠があるんです。」


ついに、オムツの中にSDカードを隠し持っていると告白した佐野。

 

仁科はその写真データを確認して大爆笑。

 

「水だけは、」と懇願する佐野に「水じゃないヤツ、ご褒美にあげよう!」と命令します。

 

「久々のヤマが来た!!!」と吠える仁科。

 

よりによって一番渡っちゃいけない人の手にデータが〜〜!!


良い報せ、悪い報せ


一方、隠し撮りされていたことも知らない正隆と雪映。

 

海の近くの食堂で海鮮丼を食べていました。

 

準レギュラー雪映のお漬物も登場。

 

とても、この2人が殺人や監禁をしていたとは思えない和やかさですね。

 

そこに「佐野が死んだ」と報じるニュースが。

 

驚いて正隆の顔を見る雪映。

 

正隆は「嘘だろ、」と顔を引き攣らせます。

 

「これで萌を殺したことも、佐野を監禁したことも、誰にもバレないってことだ。」


そう言い切れるところが…また考えが激甘すぎない!?

 

なぜ佐野が死んだのか、死ぬ前に誰かに監禁されていたことを話したのか、とか思うでしょ!ねえ!

 

というか、萌ちゃんの件は、埋め直したことで無かったものになってしまったんだね…。

 

安堵して膝に顔をうずめ、涙する雪映。

 

「もう一度やり直せる。」
「帰ろう。」


正隆が心を入れ替えていれば、いつだってやり直せたはずだよ!

 

家に戻り、締め切っていた窓やシャッターを開ける2人。

 

戻って来れた喜びを噛み締めながら庭を眺めます。

 

ケースから結婚指輪を取り出し、薬指に嵌める正隆。

 

それも、佐野を監禁していた場所で。

 

「生き直すんだ、ここから。」


隠し撮りの件を知っているこちらからすると、胸がザワザワしてしまいますね…。

 


 

その頃、池崎は創甫に電話を掛けていました。

 

佐野が死んだと告げて、萌ちゃんの捜査状況も報告します。

 

しかし、創甫の声は暗いまま。

 

「無駄だよ、姉ちゃんはもう死んでる。」


そう言い残して一方的に電話を切ります。

 

電気も点けず、部屋の中でカレンダーを見ている創甫。

 

萌ちゃんが消えてから184日の月日が経っていました。

 

正隆が家にいないことを知り、疑いが確信に変わった創甫。

 

すごくすご〜く悪い予感がする…。

 


 

菜穂と陽菜ちゃんを招いて、ホームパーティーを開く柿野夫婦。

 

創甫のシーンとの場面の明るさが違いすぎて、余計にしんどいですね。

 

「心配してたんだよ?電話しても繋がらなかったから、」と言う菜穂に「赤ちゃん生まれる前に、あちこち旅行してたの。」と答える雪映。

 

やっぱり、このサラッと嘘をつける雪映の頭の回転の速さは凄い。

 

陽菜ちゃんと遊んでる正隆(かわいい)を眺める菜穂。

 

明らかに表情や態度が違う2人を見て、雪映に「何かあった?」と問います。

 

「なんか、本当に夫婦みたい。」


今まで夫婦じゃなかったんだよね、正隆と雪映は…。

 

寝てしまった陽菜ちゃんと、荷物を車に積んであげる正隆。

 

その時、菜穂は正隆の指に光る指輪に気が付きます。

 

「お姉ちゃんを、お姉ちゃんの子を、絶対に幸せにしてください。」


微笑んで「はい。」と返事をする正隆。

 

正隆との離婚を勧めたり、病院で突き飛ばしたりしていた菜穂。

 

それなのに、こんなセリフを言えるくらいになるなんて。

 

正隆の大変身っぷり再びで涙。


制裁の裏側


しかし、夫婦の幸せは長くは続きそうにありません。

 

ホテルの一室で、トイプードルちゃん(!)のパンツにガウン姿の仁科。

 

薮くん?と「大成功だね」と電話をしています。

 

傍のベッドでは、ほのかちゃんがすっごい大胆な格好で寝てる!!?

 

ほのかちゃん、つくづく逞しいオンナ。

 


 

ここで、佐野の最後が描かれます。

 

仁科の「水じゃないヤツ、ご褒美にあげよう!」と言う声掛けで、吊られていた両手を下された佐野。

 

解放されるのかと思った矢先、現れたのはポリタンクを担いだ手下の皆さん。

 

佐野は灯油を頭から浴びせられます。

 

最後には導火線のように一筋の線を出口に向かって撒く手下A。

 

ライターを近付けると、あっという間に火が上がり佐野に向かっていきます。

 

佐野の断末魔と爆発音を背に、車に乗り込む仁科たち。

 

これが佐野が死亡した恐ろしすぎる経緯でした。

 

「柿野もびっくりしてんじゃないすか?」
「助かったって思ってるかもね。」
「これまで以上の地獄見るんだけど。」


正隆の決定的な弱みを握った仁科。

 

ついに柿野家に突撃大作戦を決行します。


上昇する機運


そんなことは全く知らない2人。

 

雪映の婦人科検診に付き添いで来た正隆。

 

やっと順調に成長している子供を見ることが出来ました。

 

その夜?洗い物をしていた正隆に、1本の電話が。

 

電話に出ると、相手は出版社の担当者。

 

正隆の明るい声で、"新しい仕事が決まったんだ"と雪映も嬉しそうです。

 

いや、こんな進研ゼミみたいなことある!?

 


 

そして出版社で打合せ。

 

過去と同じようなシーンがあると、正隆の変わり具合が際立ちますね。

 

オドオド話していたのに…声に覇気があって本当に別人。

 

そして、エレベーターですよ!!

 

同じシチュエーション、同じアングルでも心を入れ替えた正隆だと、こうも違うのか…。

 

こういう仕掛けがあるから、ただリコは何度でも見返したくなっちゃう。


襲撃者の再来


打ち合わせを終えて、街を歩く正隆。

 

すると背後からフラッと正隆に近付く人影が。

 

その手にはナイフが握られ、正隆の着ていたダウンを切り付けます。

 

振り返った正隆を、憎悪の滲む目で睨んでいたのは創甫。

 

後ずさる正隆を追いかけて馬乗りになり「死ね!姉ちゃんを返せ!」と叫びます。

 

創甫の目には隈が深く刻まれていて、萌ちゃんそっくり…。

 

警官に取り押さえられて「捕まえんのは俺じゃねえ!」と抵抗する創甫。

 

刺されかけていても、罪悪感と申し訳無さいっぱいの表情の正隆。

 

ここのシーンが今回でいっちばん精神的に参りました…。

 

何より創甫が萌ちゃんと同じ行動に走ったことが悲しすぎる。

 

"大学に行きたい"って無邪気に話していた創甫はどこ??

 

正隆のせいで、また1人傷つけて不幸にしてしまってる。

 

いっそ刺されたほうが心は楽だよね…。

 


 

警察署から出てきた池崎と正隆。

 

刺されかけた状況を説明していた様子。

 

正隆は、創甫が今後どうなるのか尋ねます。

 

一度少年院に入っている創甫。

 

池崎は「重い刑罰になるでしょうね。」と答えます。

 

「社会は一度落ちた人間を許さない。」
「萌ちゃんがいてくれれば、こうはならなかったでしょうね。」


正隆を探るように一言付け加えた池崎。

 

会釈して警察署に戻ります。

 


 

トボトボ帰宅した正隆。

 

雪映のおかえりにも返事をせず、2階へ。

 

部屋に戻ってダウンを脱ぐと、切り裂かれた部分から出た羽をまじまじと見つめます。

 

そして窓にもたれ掛かる正隆。

 

この仕草も久々に来ましたね!

 

いくら生き直しても、過去に犯した罪の代償は重くのし掛かったまま。

 

正隆の苦しみを思うと、息が詰まります。

 

最後の計画


そこに追い討ちをかけるように、一台の車がやって来ます。

 

もはや恒例のピンポン。

 

"佐野君の知り合い"と名乗る、仁科たちの登場です。

 

家に上がると正隆を差し置いてソファに座る仁科。

 

薮くんは例の場面を大きくプリントした写真をテーブルにばら撒きます。

 

写真を見て息を呑む正隆と雪映。

 

仁科は"1億円でデータを買い取ってもらいたい"と持ちかけます。

 

佐野の時とは桁が違う大金。

 

正隆の実家が柿野製薬だと知っての金額でした。

 

「関係ないんだもうあの家とは、」と拒否する正隆。

 

しかし、仁科は「家族は家族だろ!!」と一蹴します。

 

場所と日時を指定し、去っていったヤクザ御一行。

 

ここで映るのは、やや欠けた月。

 

ただリコでは"月"が何度も出て来ましたよね。

 

私が勝手に思っているだけですが、その満ち欠けの様がオープニングの光と影の演出と重なる気がしていて。

 

太陽に照らされている部分によって、見え方が異なる月。

 

人も同じで、目に見えていないだけで、明るい部分も暗い部分もあるな〜と…。

 

そんなことを思いましたね!(今更)

 


 

正隆は写真を前にして顔を伏せたまま動きません。

 

そんな正隆の頭をそっと撫でる雪映。

 

「殺そう。」
「今回で最後。もう後戻りはしない。」


ゆ、雪映ってば………。

 

正隆はさっき創甫に刺されかけていて、心を痛めていたばかり。

 

首を振って涙を流し、頭を抱えます。

 

この流れが第1話の冒頭と重なりますね。

 

ここで、これまでの出来事がバーッと流れます。

 

萌ちゃんの訪問、血溜まりを照らす朝日、佐野の監禁、創甫の恨み…。

 

「俺は何度も思い出す、始まりのあの夜のことを。」


いつものモノローグがここで復活。

 

11話は、これまで各話に散りばめられていた要素(お漬物、エレベーター、月など)が再登場してきた上で、ダメ押しのコレ!

 

最終話に向けての盛り上がりが最高!テンション上がる!

 

そして覚悟を決めたような正隆の目。

 

えっ殺さないよね!?

 

殺さないよねーーー!!?(大声)

 

最終話の前に


これまで何度も間違った選択をしてきた2人。

 

そんな2人は一体どんな結末を迎えるのか。

 

どうか最後だけでも、希望のある結末であることを願います。

 

しかし、萌ちゃんや創甫のことを思うと罪を償って欲しいという気持ちもあり…。

 

本当に、どう着地するんだろ!?

 

楽しみなんだけど、寂しさもあって複雑ですね。

 

次回予告はこちら。

 

youtu.be



は〜次回予告を見るのも、これで終わりなんですね…。

 

それでは!

最終話も引き続きお付き合いくださると嬉しいです!

 

こんなところまで読んで頂き、ありがとうございました〜!