日々白白

26歳、派遣社員の日々の生活記録。

第8話「ただ離婚してないだけ」ザックリあらすじと北山担の感想

f:id:peanut_butter_jam:20220109172323p:plain

 

ここまで毎回ダラダラ感想を書いてきました、このブログ。

 

でも今回は、ちょっと…なかなか厳しかった…。

 

個人的に"見返したくない回"第1位、ランクインするくらいの問題作でしたね…。

 

それでも結局見てしまう「ただ離婚してないだけ」の魔力。

 

皆さんも、一緒に第8話のしんどさを追体験しましょう。

頼む。

 

※原作は読んでおりませんので悪しからず!

 

 

二度目の殺人

 

佐野に熱湯を浴びせたケトルで、お茶を入れる雪映。

 

そんな雪映の後ろ姿を見つめる正隆。

 

その目には、初めて見た雪映の一面に恐れが滲んでいます。

 

「どうする?やるしかないよね。」と呟く雪映。

 

サッと立ち上がり、包丁を手にします。

 

相変わらず取り出しやすいところに包丁置いてるう…!

 

正隆は一瞬遅れて「ちょっと待て!」と制止します。

 

「だってここまで来たらもう後戻り出来ないじゃない!」
「子どもが産まれるのよ?」


このセリフ"戻ることを許さない"ってFearの歌詞を思い出してゾワ〜

 

雪映の手から包丁を抜く正隆。

 

「俺がやるから。」と2階へ向かいます。

 

部屋の入り口まで来ても、中に入れずにいる正隆。

 

覚悟を決めたように唾を飲み込み、ゆっくりと歩み寄ります。

 

包丁を持っていると分かり、起き上がる佐野。

 

正隆は抵抗する佐野の頭を掴み、首筋に包丁を押し当てます。

 

キッチンから2階を見上げて祈る雪映。

 

嗚咽を漏らしながら叫ぶ正隆。

 

刃が当たり僅かに切れた佐野の首筋からは、血が垂れていました。

 

第8話からは、いよいよ第3章に突入。

 

ここで正隆のモノローグ復活しましたね!

 

"あの夜"って、どの夜のことなんだろう?

 

思い当たることが多すぎて…。

 


 

ここでオープニング。

 

今週はMVも公開されましたね!

 

ダンスもリップも無い、真っ赤な世界で首を締められるKis-My-Ft2…。

 

7人それぞれ表情が違っていて、女性との関係性とか考えてしまいます。

 

でも字幕付きで見ると、純粋なくらい愛の歌だった…!

 

ラップと北山さんが歌う「蝋燭の〜」のメロディも好き。

 

もうすぐ歌番組でも披露されますよね!?楽しみ!!


2階の物音


1ヶ月後。

 

ダイニングテーブルでノートパソコンを開き、記事を執筆している正隆。

 

以前は不穏な事件の記事を書いていたけど、一人暮らしの食費についての記事になってた!
(一時停止して読むオタク)

 

飛び回るハエを目で追う正隆。

 

1回、2回と丸めた書類で退治しようとしますが、逃げられてしまいます。

 

ハエを追いかけて、庭に面した窓に近寄る正隆。

 

3回目の正直で、バシッと仕留めます。

 

"このハエは萌ちゃん(死体)が原因なのかな?"


…と思っていましたが、次回予告を見たらどうやら当たりみたい。

 

もう鼻が慣れちゃってるんでしょうね…。

 


 

産婦人科で診察を受ける雪映。

 

夫婦を取り巻く厳しい現状に反して、順調に大きくなっている赤ちゃん。

 

エコー検査で赤ちゃんの性別も判明し、笑顔が溢れます。

 

「変わりない?」
「ああ、」


産婦人科から帰宅してからの、何気ないように聞こえる会話。

 

この主語が何なのか、視聴者に想像させるところが巧みな脚本だなと思う。

 

ジワジワとダメージが蓄積されていく感じ。くぅ。

 

エコー写真を見せ「男の子だって。目の感じとか似てる?」と弾んだ声で質問する雪映。

 

「そんなのまだ分かんないだろ、」と笑う正隆も嬉しそう。

 

幸せを噛み締める2人のやりとり、Kawaii!!!

 

すると、2階からゴトゴトッという鈍い物音。

 

天井を同時に見上げる夫婦。

 

またひとつダメージを食らってしまった…。


秘密の部屋


大きな袋を持って柿野家に訪れた、菜穂と娘の陽菜ちゃん。

 

雪映に妊娠中、必要なものを届けに来たのでした。

 

ダイニングテーブルに積まれた正隆の仕事道具を眺める菜穂。

 

「正隆さん、仕事は順調?」と雪映に話しかけます。

 

一方、菜穂が構ってくれず、退屈な陽菜ちゃん。

 

目を離した隙に2階に行ってしまいます。

 

陽菜ちゃんが階段を上ったと同時に、帰って来た正隆。

 

雪映の代わりにスーパー行ってたのかな?

 

エコバッグとティッシュボックスを持つ正隆、生活感があって好き。

 

まだ「ありがとう、コーヒーでも淹れるよ。」を言えるようになったことも新鮮に感じる。

 

毎度えらい!と思ってしまう…。(正隆に激甘クラブ)

 

陽菜ちゃんがいないことに気付く雪映。

 

「2階に行って遊んじゃってるかもな?」という菜穂の言葉に、夫婦は目を合わせます。

 

階段を上がった陽菜ちゃん、あろうことか一番入っちゃダメな部屋のドアノブに手を掛けてしまいます。

 

そこは正隆の仕事部屋。

 

真っ暗でガランとした部屋には、扇風機が首を振っている音。

 

しかし、物置の奥の方からは不自然に灯りが漏れていました。

 


 

「見てくるよ、」と立ち上がった正隆。

 

引き出しからスタンガンを取り出し(そんなとこに!?)、隠し持って2階へ向かいます。

 

部屋に侵入し、物置を覗いてしまった陽菜ちゃん。

 

そこには、髭だらけでガリガリの男。

 

オムツを履かされ、手は後ろで縛られてクローゼットのパイプに繋がれています。

 

その正体は、すっかり変わり果てた姿の佐野。

 

夫婦はこの部屋で、佐野を監禁していたのでした。

 

だから、正隆はダイニングで仕事せざるを得なかったんですね〜。

 

ガムテープで封じられた口から、掠れ声で唸る佐野。

 

目が合いますが、無言で見つめる陽菜ちゃん。

 

そこへ正隆が駆け付け「ここは入っちゃダメ!」と叱ります。

 

「ウー!」と助けを求めて身を乗り出す佐野。

 

正隆はスタンガンを佐野に押し当てて気絶させます。

 

「2階に誰かいたよ。」と菜穂に報告する陽菜ちゃん。

 

しかし、菜穂は「妖精さんいた?」と取り合おうとしません。

 

「私の場合は小さいおじさんだったけど。」
「うん、おじさん。」


そう陽菜ちゃんが答えたと同時に、2階から響く物音。

 

あまりのタイミングの良さに固まる一同。

 

菜穂も「何、今の音?」と気味悪げに呟きます。

 

正隆は誤魔化しながら部屋に向かい、再びスタンガンで佐野を気絶させます。

 

ここの表情、心底辛そうで胸が痛い…。

 

佐野に気付くことなく、柿野家を後にする菜穂。

 

陽菜ちゃんは"おじさん"が気になり、何度も振り返って2階の窓を見るのでした。

 


 

その頃、佐野がいなくなったガールズバー

 

そこでは、消息を絶った佐野の代わりにほのかちゃんがお店を回していました。

 

もはやデリヘル業?まで手を広げています。

 

店にやって来た仁科を「オーナー!」と呼び、親しげに話しかけるほのかちゃん。

 

前回の怯えた表情と打って変わった応対です。

 

売り上げを伸ばすほのかちゃんに「このお店、プレゼントしちゃおうかな。」と持ちかける仁科。

 

「佐野なんかより全然上手く回せます♪」と俄然乗り気なほのかちゃん。

 

仁科の首に手を回し、内装費用をねだります。

 

薮くんに椅子から引き剥がされますが、やっぱりキャーも言わないほのかちゃん。

 

懲りずにしれっと仁科の隣に座り直します。

 

「佐野が契約書にハンコを押さなければ、この店はいつまで経っても佐野の店のまんまだからな。」
「どこ隠れてんですかね?」
「焦ることないよ、必ず見つかるから。」


夫婦の日常


はい、そんな佐野はですね、柿野家にいるんですね〜〜

 

佐野に食べさせる食事を持って、監禁部屋に入る雪映。

 

レンジに入れて温め直します。

 

ここでまた、レンジが出てくるのが意味深…。

 

ポスタービジュアル発表時に"ある意味盛大なネタバレ"ってどこかで読んだ気がするのですが、原作にもあるシーンなのかな?

 

正座をし、佐野と対峙する雪映。

 

佐野はドロドロでまずそうなご飯を前にして、何か喋ります。

 

「聞こえない、ちゃんと。」
「聞こえない。」


語気を強める雪映に、怯えた目を向ける佐野。

 

掠れ声で「ありがとうございます。」と会釈します。

 

満足した雪映が皿を前に出すと、顔を突っ込んで食べ始める姿はまるで犬のよう。

 

佐野、雪映に洗脳されてる…。

 

その様子を離れて見ている正隆。

 

どうしてこうなってしまったのか、佐野を殺せなかった”あの夜"のことを思い返します。

 

「俺たちは立ち向かうことも出来ず、月日を過ごしていった。」
「ずっと蓋をしたままに。」
「俺たちの日常はおかしい。」
「このまま麻痺していって、雪映はどうなってしまうのだろう。」


涙を流し「ごめんなさい。」と何度も繰り返しながら、包丁を押し当てる正隆。

 

正隆は、もう萌ちゃんを殺してしまった時とは違う。

 

違うけど…さらに自分を追い詰めるような選択をしているようにしか思えないよ…。

 

殺人も監禁も隠したまま、異常な生活を続ける2人。

 

正隆は雪映の精神的負担を心配し「今度から俺がやるわ、"上"の世話。」と提案します。

 

傍から見ていると、正隆の方がメンタルやられているように見えますけどね。

 

「殺人共同生活74日目」のテロップ。

 


 

場面は変わり、警察署では創甫が警官と揉めていました。

 

捜索依頼をしたものの、一向に見つかる気配のない萌ちゃん。

 

そんな警察の態度に腹立ち、ちゃんと捜査しているのかと文句を言いに訪れていたのでした。

 

警官3人に止められる創甫。

 

そこに、何だか胡散臭そうな刑事、池崎が登場。

 

創甫のことを以前逮捕しており、何かと気に掛けている様子。

 

場所を移して話を聞きます。

 

「紙に何書いたんだ?」
「姉ちゃんの捜索願。」

 

萌ちゃんのことも覚えていた池崎。

 

「探してやるよ、一緒に。」と捜索依頼を引き受けます。

 


 

正隆をどうも様子がおかしいと疑う菜穂。

 

「やっぱり上手くいってないんじゃないか。」と夫に相談します。

 

しかし、返ってきたのは「マタニティブルーとかじゃない?」と的外れな意見だけで呆れる菜穂。

 

陽菜ちゃんはというと、そんな2人の横でお絵描き中。

 

その絵を見た菜穂は、思わず眉をひそめます。

 

黒く塗り潰された画用紙の中央に、髭を生やしてこちらを見つめる"おじさん"。

 

さらに「この人、本当にいたんだよ。」と訴える陽菜ちゃん。

 

菜穂はさらに不安を掻き立てられます。

 

余談ですが「姪っ子、藤ヶ谷さんより絵が上手い!」ってツイートを読んで笑っちゃったよね。

 


 

久々の夫婦でご飯を食べるシーン。

 

仕事道具置いたままで、狭くない??

 

ほぼ手をつけていないのに「ごちそうさま。」と立ち上がる正隆。

 

残り物を捨て、佐野用のご飯に目をやります。

 

「私もごちそうさま。」と続いて立ち上がった瞬間、貧血で倒れる雪映。

 

驚いた正隆は雪映に手を貸し、ソファに寝かせます。

 

やはり佐野の世話が雪映を蝕んでいるのだ、と言いたげな正隆の表情。

 

申し訳なさそうに目を伏せる雪映。

 

その時、はじめて胎動を感じて声をあげます。

 

正隆の手をお腹に触れさせ「分かる?動いたよ。」と確認する雪映。

 

「分かんないよ、」と、自らそっとお腹に手を当てる正隆。

 

正隆何にも分かんないな…。

 

でもこの声色が柔らかくて超良い。(結局)


嘘の追及


ええ、この夫婦が幸せな時、次の展開は地獄と決まっているのです。

 

萌ちゃん、佐野に続いて、今度は菜穂が突撃訪問。

 

「雪映は上で横になっている。」という正隆に「上?」と聞き返す菜穂。

 

「もうあんまり階段使わせない方がいいですよ。」と忠告し、ピリついたムードが漂います。

 

「見て来ていいですか。」と2階に行こうとする菜穂を止める正隆。

 

その必死さに、菜穂は「他に誰かいます?」と顔をしかめます。

 

やや間を置いて「何言ってんだよ、」と笑う正隆。

 

そこで菜穂は陽菜ちゃんの絵を取り出し、"2階にいるおじさん"を確認しに来たことを明かします。

 

その絵を見て言葉を無くす正隆。

 

勝手に階段を上がりはじめた菜穂を大声をあげて阻止します。

 

「…散らかってるから。」の声のトーンが威圧感アリアリ。

 

そんな正隆への不信感を爆発させた菜穂。

 

「私、あなたを信用出来ない!」と責め立てます。

 

言い争う2人の話を上で聞いていた雪映。

 

「いい?中で大人しくして。」と佐野を脅します。

 

しかし、助けてもらうチャンス!と暴れ出す佐野。

 

動いた拍子に、紐を括り付けていたポールが破損してしまいます。

 

その物音で顔を上げ、嫌な予感を感知した正隆と菜穂。

 

「お姉ちゃん!」と菜穂は階段を駆け上がります。

 

大慌てで追いかける正隆。

 

監禁部屋に飛び込み、後ろ手でドアを閉めます。

 

そこには、手足は縛られているものの、物置から這い出た佐野が。

 

この緊急事態でも、咄嗟に動くことが出来ない正隆。

 

正隆は、佐野が怖いんだよね…。

 

口を塞がれたまま、ドアに向かって何かを訴えながら近寄る佐野。

 

そんな佐野を、雪映は扇風機で殴りつけます。

 

ドン引きの正隆。

 

この展開、すごい既視感。

 

一方、寝室に駆け込んだ菜穂。

 

しかしベッドは裳抜けの殻。

 

「お姉ちゃん?」と雪映を探し、ついに監禁部屋のドアを開ける菜穂。

 

えっ!?
ここで終わりですかーーー!?


ただ辛い目に遭いたくないだけ


ホント、佐野、不憫な…。

 

今回、いつものように目を背けたくなるようなシーンは勿論、正隆と雪映の"幸せ"を描いたシーンが挟まれていたのが印象的でしたね。

 

終始目が死んでいた正隆はどこへ行ったのか、エコー写真を見つめる姿は完全にパパでした。

 

正隆にとっては、良い変化をもたらしている"子ども"の存在。

 

だけど、雪映にとっては…。

 

子を思うがあまり、行動がエスカレートしていてハラハラしてしまいます。

 

冒頭のモノローグで言っているように、この夫婦は"ただ辛い目に遭いたくないだけ"でここまで来てしまったんですよね。

 

それでも、お互いを愛し幸せを願う正隆と雪映。

 

この異常な絆で結ばれた2人が行き着く先はどうなるのか、最後までしっかりと見届けたいと思います。

 

では、恒例の次回予告もご覧ください。

 

youtu.be

 

まずいよ〜警察からもヤクザからもマークされて…。


いよいよストーリーも佳境に入って来ましたね。

 

そして何とか今回も最後まで到達出来ました。

 

来週も書ききれますように!

 

それでは、今回もお付き合い頂き、ありがとうございました〜!